私はとても内向的な性格だけど、
それなりに明るく振る舞ったり、人と会話することは可能なタイプである。
しかし、人と明るく会話している間はずっと、
頭の中が真っ白だな〜という感覚がある。
頭が真っ白なまま、「ノリ」に任せて会話をしている。
なるべく変なことを言わないように気をつけたいが、
なにせ頭が真っ白なので、
「気をつける」ということが果たしてどのくらい出来ているのか、
かなり不安な状態である。
頭が真っ白な間に自分の口から発話された内容は、
当然、その後で1人になった時の、反芻/反省会の対象となる。
1人になってようやく、まともな思考が可能になる。
できれば人と会話している間にも頭を働かせたいけれど、
私の頭は遅いので、
考えてしまうと、会話が成立しない。
先日、思いきって「考えながら話す」にチャレンジしてみたが、
自分の声をヘッドホンで聞いているような閉鎖的な感覚に陥ってしまい、
相手の反応を受信する余裕が無く、
うまく場が成立しなくて、全然ダメだった。
やっぱり人間の速さの会話に乗るためには、
思考を放棄するほかない。
こうなったらもう、
1人でモジモジ考え事をしている状態の自分だけではなく、
人と喋っている時の、ペラペラに薄い状態の自分も
受け入れる度量を持たねばならないだろう。
(こんな「自意識」みたいな悩みは10~20代のうちに済ませておくべきだったのかもしれないが、まぁ別に何歳でも、何回でも悩んだっていいだろう)