就職活動をしないまま大学を卒業するという時に、
大学院進学の可能性を、ちょっとだけ考えた。
が、私は文献をたくさん読むのが苦手だし、
「文献を読んだかどうか」にこだわったり
マウンティングし合ったりしていそうな
人文系アカデミアの雰囲気が
苦手だな… と当時は思っちゃったので
院には進まなかった。
(今は、代表的な文献を読んだかどうかが
共通の議論の土台を確認する意味でも重要なんだろうな、と理解している)
それから10年以上が経って、
友人と勉強会を開いたりした時に、
「研究には作法があり、その作法は院に進むことで得られる場合が多い」
ということを初めて知った。
当時の私は
「そういうの(大学院に行くことで得られる研究の作法)がある」という事実を、
そもそも知らなかったから
大学院に行くかどうかを、
なんとなくの印象でしか考えることが出来なかった。
そういうのがあるんだったら、言ってよ〜!と思うけど
まぁ知らなかったものは仕方がないので
(そして今から進学できるような経済的余裕はないので)
「独学大全」という本を借りて、
勉強の方法を勉強しようとしている。
ちょっとずつで良いから、
勉強ができるようになりたいし
ゆくゆくは、ちゃんとしたものでなくても良いから、
自分なりの「研究」ができるようになりたい。